大学入試とは…!? 大学とは?
考えさせられるコラムを読んだので、こちらでもご紹介!
早稲田、慶応、こんな入試でいいのですか?
~入試の意味を全く分かっていない
大学と受験生が多すぎる~
(出典:Japan Business Press)
書かれたのは、指揮者で芸術監督で、東大大学院准教授 伊東乾氏。
音楽家として活躍する一方、音楽の科学的基礎研究を進められたとか。
このコラム、タイトルはむしろサブタイトルが本題。
先進国の多くの大学は、門戸を広げて受け入れるものの、学業についていけない学生たちは、どんどん脱落していく。
一方日本の大学では、門戸が狭いものの一旦入学したならばそれを保証するかの如く、「『教育はお金で買えるもの』というホンネが、社会に蔓延しきっている」、「仮に、卒業などできなかった場合には、モンスターペアレントの猛烈な抗議に合いかねない」というのです。
この視点は私にはなかったので驚いたのですが、親の立場からは真摯に考えなきゃいけないことですね…。
「大学に勉強しに来るわけではない学生もしっかりおり、それらを容認してしまうような社会の側…大学の側の困った体質も」
という現状は、うなづけますね。
大学入試とは…「カリキュラムを教えるために、必要な準備、能力が備わっているかをチェックする採用試験であるはず」が、そもそも、一体何を問いたいのか?と思うようなものもある…と、具体例を挙げておられる。
「施行のたびに学生答案によって多様な解答と採点基準が新たに発生する、
こういうテストが、その場での学生自身の思考能力を計ることができる本来の考査」
「試験終了直後に、すでに準備ができ上がっている模範解答と枝点表が印刷されているようなテストは試験の紛い物」
と辛口ですが、本当におっしゃる通りだなあ…と思う次第です!
一方で、受験生やその保護者、指導する高校や塾側にしてみれば、
こうした、多様な解答や採点基準が変わってしまうような問題は、あまり出してほしくないわけです。
予測つきやすい問題が、ありがたいわけです。だって、狭き門へ入りたい、入らせたいのですから…。
「傾向と対策の優れた特定の塾」が大きな成果を上げているとのコラムも読んだことがあります。
確かに、多くの大学で学生の学力について問題視されていて、中学レベルの内容まで補習を必要とすることもあると聞きますし、大学入学前のプログラムとして、公文の小学生レベルのプリントが出されることを聞いて愕然としたこともあります。
果たして、大学とは⁉ 大学生になること…とは⁉
皆さんは、どのようにお考えでしょう?
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