~一生懸命、でも宿題が進まない子どもたち~
うちの子、「宿題」しなくて困る~!!
とこぼしておられる保護者の皆さんにお伝えしておきたい…
「宿題しなさいシンドローム」
いまさら、ですが、「シンドローム」とは…
症候群とか、一連の傾向…の意味を持っています。
「宿題しなさい!」の言葉をきっかけに起こる様々な事象や傾向を
「宿題しなさいシンドローム」として、ここではお話しています。
今日は、「宿題しなくて困る」とお悩みの皆さんの中で
お子さんたちが一生懸命やろうとしていても
読み書きを間違える、時間がかって、なかなかできない…
という場合について、ちょっとチェックしてみて欲しいことを
お伝えしたいと思うのです。
小学校へ入学してから、始まる「宿題」。
定番は、「音読」や「書きとり」、「計算ドリル」など。
これが、人の何倍も時間がかかっても、
いくら一生懸命にやっていても
なかなかうまくいかないお子さんたちがいます。
言葉だって、ちゃんと分かっている。
話す内容もしっかりしている。
計算だって、分かっている。
でも、こうした宿題が一向に進まない…。
どうして、こんなに簡単な文章がスムーズに読めないの?
どうして、こんなに時間がかかるの?
どうして、こんな計算ができないの?
思わず、見ている方がイライラしてしまう…。
仕舞には、この子は知的に何か問題があるのだろうか?
なんて考えてしまいがち…
実は、そんなお子さんたちの中には、
読み書きの問題で、勉強がうまく進まない…
というケースもあるのだそうです。
それが、 「ディスレクシア」
読み書きできないのではなく、
文字の認識がうまくいかなかったり、
文字と音の関連付けが難しかったりするのです。
では、どんな風に見えているのか…
こちらの動画で観てみましょう。
いかがでしょう?
とても見にくい、読みにくいですよね…。
そして、音と文字が、つながりにくいとしたら
先生の板書と話の内容もつかみにくいでしょうし、
教科書を見ながら読むのも、難しいことが想像できます。
そんな子どもたちは、この読み書きについて難しいだけで
考える力や記憶力などは、他の子どもたちと
何ら変わらないので、一見、分からないのです。
そう、保護者の皆さんでも
お子さん自身の見え方までは、把握できませんものね…。
この動画のように、今ではパソコンを使って
その読みにくさをサポートする方法があります。
なかなか進まない宿題、「早くしなさい!」
「どうしてそんなことが分からないの?」
なんていう前に、早めに専門家に相談するのがおススメです!
ご家庭でも、学校でも、読み書きしにくさが
お子さんに対する誤解を招き
お子さんたちの心を深く傷つけないよう…。
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